蛍光灯の上手な使い方

蛍光灯のお値段

 最近はLED電球の省エネ効果が注目されて、蛍光灯の利点はかすんでしまっていますが、もちろん今も蛍光灯は十分に大活躍してくれる照明器具です。省エネ性ではLED電球に水を開けられてはいるものの、少なくとも経済的、という面ではLED電球に勝る場合もあるのです。その最大の理由は、本体価格の安さにあります。LED電球に比較すれば電気代の面で負けてしまうとしても、電球の価格そのものはまだまだ蛍光灯に軍パイが上がります。もちろん蛍光灯に比べれば電球のほうが安価ですが、最近は製造中止になるメーカーもあり、すでに電球の未来は閉ざされているといっても過言ではありません。丸形蛍光灯や電球型の蛍光灯は、実は直管型の蛍光灯にくらべて、寿命が短くなっています。
 また、蛍光灯も同じもののように見えて、かなり値段に開きがあるというのはおそらく皆さんお気づきかと思います。この価格差の理由は何でしょう。まずは安定器の形式で値段が違ってきます。グロースターター、もしくはグローに限らず点灯管のあるもの、ラビットスターター、インバーターの順番で値段は上がっていきます。点灯管式のものは、現在インバーター式が普及しているとはいえ、家庭で使われている照明器具はいまだ、点灯管を使うモノが多く残っているため、最も出荷数が多いためです。スターター型やグロー型というのが、グロースターター、もしくはグローに限らず点灯管のあるもの用です。その他は、ラビットスターター用、インバーター用と明記されています。
 その他、蛍光灯の値段に影響を与えているのは、省エネ効果が高いものはやはり高くなっていて、また蛍光灯の灯りがメジャーな色であれば安く、あまり販売されていない色はやはり高めのお値段です。各社、蛍光灯に高級感を出すため、様々な工夫を凝らしています。そのため、「高級品」と呼ばれる蛍光灯はやはり存在するのです。

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